こんにちは、くらです。
noteにも投稿したのですが、一流の人は、自分なりのあるべき姿を描いて、それに向かって積み重ねている。
ですので、今は遥かに遠い目標でも、一流を目指すのは悪くない。
ギターを始めるとき、何を頭に置くか。
まず、こうなりたい、という姿を持つ事が大事。
私の場合、ギターを始めた時のなりたい姿は、フォーク・クルセイダース(古い!)の「悲しくてやりきれない」だった。
アコースティックギターの美しいアルペジオに魅せられてしまったのであった。
父親にせがんで、安いフォーク・ギターを買ってもらった。
どんなに安くても、自分のギターを持てた時の喜びは、今でも忘れられない。
でも、すぐに壁にぶち当たった。
「悲しくてやりきれない」の楽譜を手に入れて意気揚々と「さあ、弾くぞ!」と思ったのだが、最初のコードがB♭というものであった。(以下の画像)

つまり、1フレットを人差し指で全部押さえなければならない(セーハ、バレーともいう)、というギターを初めて持った人間には、到底不可能(とそのときは思った)な難題をぶつけられたのでした。
「なにこれ!」
笑いがでるほど、音が出ない。
そりゃそうだ。1本だけでも抑えたことのないギター弦、6本全部一度に抑えよ、と楽譜は言っている。
当然、ボフ、ペフ、ぐらいの音しか出ない。
ギターってなんてふざけた楽器なんだ。こんなの出来るわけがない。
買ってもらったばかりのギターを叩き壊したくなった。
でも、我慢した。
TVで演歌の古賀政男さんがギターを弾いていた。
すごい!ちゃんとセーハしている!すごい人だ!(当たり前ですが)
やはり、出来ている人を目の当たりにすると、自分もできる気になる。
それから悪戦苦闘の日々。
音をだすために、色々考えた。
人差し指の上に中指を置いて抑える力を強くする。
なんとなく音は出るが、中指が使えなくなるからこれはダメ。
どちらかに人差し指を傾ける。
これは中々良かった。少し音がでた。
こんなことを続けているうちに、なんとかB♭、Fのコードが、形だけではありますが、押さえられるようになったのです。
一流の方々には遠く及びませんが、一番下のレベルでも、積み重ねていけば、段々上へいけるのだと、思ったいい経験でした。
今、セーハで苦しんでいる人。絶対諦めないでください。
絶対!絶対!絶対、できるようになります。
積み重ねていきましょう!