「聴き方」が変われば「会話」が変わり、会話が変わると「人生」が変わる!

「どうしても会話が弾まない」

「人と話をすると緊張してしまって言葉がうまくでない」

「次に何を言おうかばかり考えてしまって、相手と話がかみ合わない」

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家族や親しい友人とは普通に話せるのに、初対面の人や仕事の顧客に対してはどうもうまく話せない。

もしあなたがそんな悩みをお持ちでしたら、このブログが役に立つと思います。

先ほどの状況が、以下の通りになるのも夢ではないのです。

「いつの間にか会話が弾んで楽しくなっている」

「緊張は消えないが、相手と会話ができている」

「きちんと相手の話が聴けるので、どんどん会話が広がっていく」・・・・

会話がスムーズにできるようになると、ほかにもメリットがあります。

例えば、人前で話すことが苦手だった人が、人前で話すことが大好きになる。

プレゼンテーションが上手くなる。

異性との会話が楽しくなる。など・・・・・

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こんにちは、くらと申します。

私は、外資系製薬企業に入社し、MRとして働き始めました。

MR(Medical Representative:医薬情報担当者)とは、製薬企業で医師・薬剤師を始めとする医療従事者に、医薬品の情報を提供・収集・伝達する仕事をメインとする営業担当を意味します。

医師や薬剤師を相手に専門的な話をし、そして、患者の命や健康の向上に貢献できる仕事として遣り甲斐を感じたのでした。

でも、仕事はそんなに簡単ではありませんでした。

何故なら、実は私は会話が苦手だったのです。

家族や友人とは普通に話すのですが、相手が顧客となると、つい緊張してしまい、いくら頑張っても、医師・薬剤師の先生方と心からのコミュニケーションがとれないのです。

挨拶程度の話ならできるのですが、仕事上の大事なことに話がいくと、すぐに会話が終わってしまいます。

最初の1年間は状況は良くならず、というよりも、段々悪くなって、2年目に入るころには、営業実績は地域のブロックでいつも最下位あたりをウロウロしているほど、全く芽が出ませんでした。

でも、中の良かった先輩から「おまえ、本当にやりたいことやっているか?」と言われたことがきっかけで、自分の気持ちや行動を変えるようになった結果、医師・薬剤師の先生方との会話がスムーズにできるようになり、いつの間にか、ほとんどビリだった実績がトップになっていたのでした。

結果が劇的に変わった理由は、もちろん先輩からの一言だったのですが、そのお陰で、こちらの言いたいことや相手の気持ちを考えるようになり、会話がそれ以前と比べて、相手を動かすように変化したからです。

それ以来、私は聴き方が変われば会話が変わり、会話が変われば人間関係が変わり、人間関係が変われば環境が変わり、環境が変われば運命が変わり、運命が変われば人生が変わる、と信じています。

そして、それはMRの教育を担当することになって、益々確証を得ることになりました。

MRから学術、マーケティング、臨床開発を経てMR研修担当となり、また最後の約10年を教育研修室長、人財開発部長として過ごしました。

25年間、MR累計約1,000人の研修を実施した経験から、MRを育成する研修は、営業マンのみならず、一般の社会人の聞き方話し方、つまり、会話を上達させるのにとても効果的なのだと実感しています。

MRは医師・薬剤師の先生方に、医薬品の情報を伝えるのですが、一方的に伝えるのではなく、先生方が今抱えている問題・課題に見合った伝え方をしなければなりません。

そこで重要なのが、「聴く」ということです。

MRの研修では、「聴く」ということを徹底的に身につけます。

私が所属した企業では、「傾聴研修」として、まずMRを指導する管理職に実施しました。

これは、今多くの企業で実施している「コーチング」の基本スキルとしても大事な部分です。

ですので、今自分が会話が苦手と思っていらっしゃる方も、私が実施した研修で身につけるMRの基本スキル、特に「傾聴」スキルを身につけていただければ、会話に対するハードルが下がり、きっと会話が楽しくなると思っています。

毎年新人MRが入社してきて、約5カ月間、基本的知識・スキル・マインドを身につける研修を実施してから現場に送り出していました。

この5カ月の研修の中で、新人たちは「聴く」ことの大切さを学びます。

知識を学び、それをアウトプットするスキルを学び、MRとしてのあるべき姿を学んで、身につけたことをすぐに使うことで、「聴く」ことも身につけていきます。

過去の新人に、入社当時、1か月も経たないうちに、あまりの知識量、スキルの練習が苦痛となり、「MRとしてやっていける自信がありません」といってくる新人もいました。

彼女は研修中、一方的に話すことはできていたのですが、相手とのやり取り、つまり会話で苦労していました。

でも、そんな彼女もしっかりと聴くことを練習し、会話ができるようになった結果、現場に出ると研修中とは全く人が変わったように活躍し、同期の中で一番の実績を、一番早く達成するMRもいました。

理由は、自分の言いたいことが伝わる、それによって、「会話が楽しくなる」からです。

基本ができていれば、応用が利きます。

そして、その応用は、現場での問題解決・課題設定にも役に立ちます

その一番の源が、「上手に会話を進展させる」こと、更にその根本は「聴く」ことなのです。

今、自分が、会話が苦手、と思っている方も、私が実施した内容のトレーニングで基本を押さえていただくことで、必ず会話上手になっていきます。

「聴く」スキルを獲得するためには、まず、「傾聴スキル」を身につけます。

このスキルは、共感のスキル、ラポール(信頼関係の構築)、それらを総合したコミュニケーションのスキルからなります。

そして、それらを身につける、実践練習があります。

知識は必要ですが、知識を知るだけではダメで、それを、使えるようにするのが大事です。

「傾聴スキル」を身につけていだだければ、「会話」の基本ができます

そして、なによりも私が大事だと考えるのが、「心構え」です。

折角「傾聴スキル」を身につけても、それを十分に生かすための「心構え」がないと、宝の持ち腐れになります。

「傾聴スキル」そしてそれを生かす「心構え」、この二つを身につけてもらえれば、あなたはきっと「会話が苦手」な人から、「会話が上手」で、心から会話を楽しめる人に変わることができるのです

是非、あなたも、会話を楽しめる「会話が上手」な人になって、人生を心から楽しんでください。