自信も才能もなく毎日の仕事がつまらなくて仕方がなかった自分が、仕事が楽しくてしかたない自分に180度変わった理由 (その10:ドリブ力の実践1)

こんにちは、くらです。

アドリブ力の実践についてお話していきたいと思います。

アドリブ力とは、咄嗟の判断・対応力を指します。そして、行動の結果、しばしば感動やポジティブな影響を与えるもの、と定義しています。

ただし、アドリブ力が上がれば、宴会や飲み会での一発芸ができるようになる、とか、怒っている相手をアドリブで笑わせる、とか、そういうことを意味してはいません(できるようになる人もいるかもしれませんが)。

アドリブとは、知識と経験、それにその人独自の感覚を動員して、自然に、刹那的に、前向きに人生に起こる様々な出来事に対処すること、と考えます。

そして、そのアドリブを生むのは、一人ひとりの人間の、それぞれの個性や知識や経験なのです。

一人ひとりが発揮するアドリブは、その人独自のものです。

そのアドリブを、自分の人生や仕事に生かしていくちからをアドリブ力とします。

アドリブ力は、自分自身の能力を伸ばすことと同義だと考えます。

心理学を駆使した学習法で多くの子供たちの偏差値を上げてきた坪田塾塾長の坪田信貴さんは著書で述べています。

「才能が必要になってくるのは、大学入学から先を生きていくとき。
その頃から『本当の才能』が欲しくなってくるのですが、その才能を見つけるためには、もともとある能力を伸ばしておかなければなりません。能力を伸ばすためには、基礎となる知識が必須。そのためにみんな勉強しているのです。
これこそが、『なぜ人は勉強しなければならないのか』の理由です。」
(『才能の正体』坪田信貴(幻冬舎)より引用)

能力を伸ばすには知識が必須。

もちろん、知識だけではなく、それを自分なりに活用することが大事。

つまり、知識、実践、経験、これらのことから自分なりの答えの出し方が生まれてくる。

その中からアドリブ力が磨かれる。

そう思うのです。

私の場合、自分なりのどん底を経験し、そこから自分なりに答えを模索していき、たどり着いたのは、自分なりの物事への対処法でした。

そして、その方法は、実は、すでにそのとき自分が持っていたのでした。

自分がすでに持っているものを、うまく活用するだけでした。

ここに、アドリブ力が誰でも備わっているという根源があります。

誰でも持っている力。

でも、それは常に、新しく更新される必要があります。

何故なら、時代も環境も、常に変化しているから。

ならば持っていても使い物にならなくなるのでは。

確かに、そのままでは、すぐに古くなってしまいます。

だから、我々は、自分の持っているものを、常に深く掘り続ける必要があります。

それは、趣味でも、仕事に関わることでも、自分が好きな分野を常に掘り下げていく、そして、そこから新たに派生してくる分野にも、掘り進めていくことが、これからの時代に求められます。

つづく