人を「聴く」ために大事な事:2「待つ」

こんにちは、くらです。

「聴く」ために大事な事、その2つ目は、「待つ」です。

人が話をしているとき、ふっと間が空くことがあります。

そうすると、その間を埋めたくなって、「聴く」から「話す」に転じてしまうことがあります。

私の今の仕事も聴くことがまず大事な仕事ですので、注意しながら聴いています。

何を注意するかというと、焦って間を埋めない、ということです。

相手の話に間が空くと、ついその間をうめようとこちらから話してしまう。

間があく、ということは、もしかしたら、相手は自分の話の流れで、気づいたことがあり、考えている可能性があるのです。

それが分かる方法があります。

今まで、こちらの目を見て話していた相手が、ふいっと目を斜め下にずらして、そのまま考え込む。

これは、今までの話の展開から、気づいたことを自ら省みながら考えている、ということが多いのです。

そして、そんな場面に出くわすと、必ず私は相手の次の言葉を待ちます。

下に向いていた目線が、急にこちらの目を見て、話し始める。

そのとき、相手は何かに気づいた、ということがほとんどです。

気づく、思い出す、など、相手の心が整理されれば、会話は再開します。

これができるようになると、相手はとても話しやすくなり、会話が円滑に進みます。