こんにちは、くらです。
「聴く」ために大事な事、その2つ目は、「待つ」です。
人が話をしているとき、ふっと間が空くことがあります。
そうすると、その間を埋めたくなって、「聴く」から「話す」に転じてしまうことがあります。
私の今の仕事も聴くことがまず大事な仕事ですので、注意しながら聴いています。
何を注意するかというと、焦って間を埋めない、ということです。
相手の話に間が空くと、ついその間をうめようとこちらから話してしまう。
間があく、ということは、もしかしたら、相手は自分の話の流れで、気づいたことがあり、考えている可能性があるのです。
それが分かる方法があります。
今まで、こちらの目を見て話していた相手が、ふいっと目を斜め下にずらして、そのまま考え込む。
これは、今までの話の展開から、気づいたことを自ら省みながら考えている、ということが多いのです。
そして、そんな場面に出くわすと、必ず私は相手の次の言葉を待ちます。
下に向いていた目線が、急にこちらの目を見て、話し始める。
そのとき、相手は何かに気づいた、ということがほとんどです。
気づく、思い出す、など、相手の心が整理されれば、会話は再開します。
これができるようになると、相手はとても話しやすくなり、会話が円滑に進みます。