月別アーカイブ: 2022年6月

実践ギター&カウンセリング(3)「インプロビゼーション」

こんにちは、くらです。

ギターを始めると、最初の壁は、弾くのが嫌になってしまうこと。

なかなか思う通りにいかない。

上手く弾けている人を見るたびに、自分の出来なさ加減が嫌になる。

いくらやってもうまくならない(気がする)。

なんでこんな思いまでしてギター弾かなければいけないんだろう。

別に義務じゃないし。

そうか、やめてもいいんだ。

じゃ、やーめよっと。

少々短絡的に書いてみましたが、多かれ少なかれこんな感じではないでしょうか。

これは、私がギターを始めた時に感じたそのものです。

とにかく、最初は上達が目に見えないのですよ。

そして、うまい人を見るたびに、自分と引き比べて、自分の実力を思い知らされて、「じゃ、やーめよ」となる。

私の場合、最初の1週間目で、本気でやめようと思いました。

だって、いくらやってもうまく弾けないし、なんたって義務じゃないし(これがいつも出てくる)。

ここが運命の分かれ道。

ギターのない元の生活に戻るか、練習きつくても、弾けるようになったときの姿を夢見ていばらの道へ(おどしているわけではございません)進むか。

絶対弾けるようになりたい!と思う人は、目に見えない進歩がなくても、辛くても、続けるしかないのです。

でも、その継続は、きっと、すばらしい未来を創ります。

私は何度もあきらめようとした経験者として自信を持って言えます。

続けること、それがあなたの力と価値に結びつくのです。

二宮尊徳の言葉に「積小為大(せきしょういだい)」という言葉があります。

小さな努力の積み重ねが、やがて大きな成果に結びつく。

とにかくコツコツ続けていけば、必ずいつかは形になるのです。

実践ギター&カウンセリング(2)「インプロビゼーション」

こんにちは、くらです。

インプロビゼーション、簡単に言うと、アドリブのこと。

ギターを弾いて、アドリブができると、カッコいい!

でも、難しそう。

とりあえず、ブルースから始めよう、ということで始めました。

Aのブルースなら、はじめはA、C、D、E、Gの5つの音でアドリブできます。

Aのバッキングで弾くとこんな感じで。

この5つはどちらかというとマイナーなイメージ。

だから、マイナーな5つという意味で、マイナー・ペンタトニック、というスケールになります。

いきなりアドリブの話で、飛躍しているかもしれませんが、ギターを始めた人にはこんなこともできるんだよと、夢を持っていただきたい。

元イエスのギタリスト、スティーブ・ハウは言っています。

「フレージングで自由になる。透明になるんだ」と。

こちらもよろしかったら読んでみてください。

ギターはもちろん、曲という規制の中で音を紡いでいくのですが、その規制の中で自由になる、その醍醐味がアドリブ。

上記のマイナー・ペンタトニックに対する音として、メジャー・ペンタトニックというのもあります。

Aのブルースでは、A、B、C♯、E、F♯の5つ。

これらを合わせて、こんな感じに弾けます。

A bluesのアドリブ例

以前、テレビ東京の「世界!ニッポン行きたい人応援団」で、日本で切り絵を勉強したいというブルガリア人女性を放送していた。

日本の切り絵のプロフェッショナルが何人か出演されてましたが、その技術の素晴らしさに圧倒されました。

その女性は自分のオリジナルの切り絵がまだないことを悩んでいましたが、日本のプロフェッショナルに会って、自分のオリジナルを初めて作成できたのでした。

之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。

人は楽しむとき、無限の力を発揮する。

だから、ギター楽しんでやりましょう!

実践ギター&カウンセリング(1)「積み重ね」

こんにちは、くらです。

noteにも投稿したのですが、一流の人は、自分なりのあるべき姿を描いて、それに向かって積み重ねている。

ですので、今は遥かに遠い目標でも、一流を目指すのは悪くない。

ギターを始めるとき、何を頭に置くか。

まず、こうなりたい、という姿を持つ事が大事。

私の場合、ギターを始めた時のなりたい姿は、フォーク・クルセイダース(古い!)の「悲しくてやりきれない」だった。

アコースティックギターの美しいアルペジオに魅せられてしまったのであった。

父親にせがんで、安いフォーク・ギターを買ってもらった。

どんなに安くても、自分のギターを持てた時の喜びは、今でも忘れられない。

でも、すぐに壁にぶち当たった。

「悲しくてやりきれない」の楽譜を手に入れて意気揚々と「さあ、弾くぞ!」と思ったのだが、最初のコードがB♭というものであった。(以下の画像)

つまり、1フレットを人差し指で全部押さえなければならない(セーハ、バレーともいう)、というギターを初めて持った人間には、到底不可能(とそのときは思った)な難題をぶつけられたのでした。

「なにこれ!」

笑いがでるほど、音が出ない。

そりゃそうだ。1本だけでも抑えたことのないギター弦、6本全部一度に抑えよ、と楽譜は言っている。

当然、ボフ、ペフ、ぐらいの音しか出ない。

ギターってなんてふざけた楽器なんだ。こんなの出来るわけがない。

買ってもらったばかりのギターを叩き壊したくなった。

でも、我慢した。

TVで演歌の古賀政男さんがギターを弾いていた。

すごい!ちゃんとセーハしている!すごい人だ!(当たり前ですが)

やはり、出来ている人を目の当たりにすると、自分もできる気になる。

それから悪戦苦闘の日々。

音をだすために、色々考えた。

人差し指の上に中指を置いて抑える力を強くする。

なんとなく音は出るが、中指が使えなくなるからこれはダメ。

どちらかに人差し指を傾ける。

これは中々良かった。少し音がでた。

こんなことを続けているうちに、なんとかB♭、Fのコードが、形だけではありますが、押さえられるようになったのです。

一流の方々には遠く及びませんが、一番下のレベルでも、積み重ねていけば、段々上へいけるのだと、思ったいい経験でした。

今、セーハで苦しんでいる人。絶対諦めないでください。

絶対!絶対!絶対、できるようになります。

積み重ねていきましょう!