こんにちは、くらです。
以前、初心者の方にギターを教えていたとき、Cのコードを押さえても音がでない、ということがあった。
Zoomだったので、指を見やすく映してください、と言った。
すると、左手が、寝ていた。
つまり、コードを押さえても、ほかの弦に指が触っているので、音が出ない、ということが分かった。
これは、実は、私も今でもやっていることで、つい、指が寝ていることがある。
指は、ほかの弦に触らないように、きっちりと立てなければならない。
最初は、2弦の1フレット(C=ド)を人差し指で押さえて、1弦と2弦を同時に鳴らしても、音が鳴るかどうか試すといい。
例えばこんな感じ。
1弦に指が触っているとこうなる。
きちんと音が出るようになれば、人差し指はちゃんと立っている、ということだ。
これができたら、他の指を追加してやってみる。
Cコードだから、人差し指を2弦1フレット、中指を4弦2フレット(E=ミ)に置いて、1,2,3,4弦をジャランと鳴らしてみる。
全部の弦がきちんと音が出ているならOKだ。
これも他の弦に指が触れていると、音が出ないで汚くなる。
基本的な型ができていないと先には進めない。
これはどんな世界でも同じです。
基本をおろそかにしている人には進歩はない。
歌舞伎の中村勘三郎さんが言っています。
「きちんと型ができている人がそれを破るから型破りであって、型が無いのは形無しだ。」
人間国宝であろうが、素人であろうが、一つのことを始めたら、押さえることは同じである。
先へ進もうというなら、基本はきっちりやる。
それさへ押さえれば、きっと世界はどんどん広がっていく。
きっとギターは段々あなたの思い通りに音を鳴らしてくれるようになります。
それを信じて進みましょう。