くらです。
あなたが孤独で、
一人寂しく過ごしているとき、
悩んで落ち込んでいるとき、
なすすべがなく苦しんでいるとき、
名前を呼べば、
いつでもこころに灯をともしてくれる人がいる。
それが友達。
もしも、
そんな友達がいなくても、
よく目をこらしてみれば、
周りにはきっと、
あなたを大事に思っている人がいるはず。
でも、
すぐに見つからなくても、
いつでも、
そっと寄り添ってくれる、
そんな歌があればいい。
キャロル・キング
You’ve got a friend
私がこの歌を初めて聴いたのは、
確か高校に入った年だったと思います。
新しい高校生活にどきどきと不安がいっぱいの中、
ラジオの深夜放送でこの曲が流れたとき、
ピアノのイントロだけで、
ちょっとどきっとしたのを覚えています。
なんてきれいなイントロだろう、
その後で始まる歌とそのちょっとハスキーな声に、
勉強の手を止めて(?)、
思わず聞きほれてしまいました。
キャロル・キングの名前は、
大ヒットした「It’s too late」で知ってはいましたが、
同じアルバムにこんないい曲も入ってるんだと、
そのとき初めて知りました。
多感な高校時代、
この曲を知った頃は、
日々友達と、
何も考えずに楽しく過ごしていた反面、
友達関係や大学受験など、
そのときなりの悩みや息苦しさがあったことを、
改めて思い出します。
でも、
だからこそ、
こういう曲が、
忘れられない思い出と結合して、
色々あったけど、
今こうして平凡ながら、
生きてこられたことに、
感謝の念を(いつもではありませんが)持たせてくれる気がします。
心に残る曲は、
今の自分の捉われやこだわりを、
気づかせてくれる、
やわらかく作用する薬のような気がします。