「アドリブ力」カテゴリーアーカイブ

「アドリブ力」とは、
「今自分が持っている様々な知識、スキル、情報から、
 その場に求められる問題解決、課題解決を、
 その場で自分なりに創造していく力」、
「あることに打ち込むことで、
 新たに開花される、
 自分でも気づかなかった、
 自分の道を切り開いていく力」

自分をほめたくなるアドリブ力9 「雪かき」

こんにちは、くらです。

東京に積雪がつづきました。

住んでいるマンションの駐車場にもしっかりと雪が積もった。

そのままでは凍りついて、人も車もすべってあぶない。

1回目は夜、2回目は昼過ぎに、嫁さんと雪かき。

1回目の夜は雪が止んで、凍る前にほぼ全部雪を取り除いた。

駐車場の広さは約100平米、結構疲れる。

2回目は昼間で、すでに日も上がり、気温も上昇していたので、すっかり汗をかいた。

1回目は参加者がマンションの住人もう一人、2回目は午前中にほかの住人の人が半分くらい取り除いていたので、自分たちだけで雪かきするより少し楽だった。

雪かきをし始めると、どうしても全部除きたくなる。

すると、自分の車が通る場所以外の、人の車の通る場所の雪も取り除くことになる。

恩着せがましいことではなく、純粋に、「やった!」という気持ちだ。

純粋な気持ちよさを感じた自分はすごい!

そして、雪かきした他の住人も、もっとすごい!

自分をほめたくなるアドリブ力8 「腹を立てずに受け入れた」

こんにちは、くらです。

仕事で、聞いていないシステム、段取りで仕事をしなかったとき、他の責任者からクレームがついた。

「それはやってはだめでしょ。」

なるほど。

聞いてみれば、確かにそれはそうだ。

聞いていれば初めからそうはしなかった。

と言っても、終わったことはしかたない。

そんな状況になることは、そうはないのだから。

相手の言い方には少々カチンとくる面もあったが、自分が相手なら同じことを言ったかもしれない。

そう思うと、少しも腹が立たなかった。

いいかっこするわけではないが、勉強になったと正直思う。

なぜなら、困るのは顧客だからだ。

自分が顧客に迷惑をかけるのは、仕事をしていないより、もっと悪い。

顧客には深謝し、他部署の責任者にも今後気をつけることを言って謝った。

すると、しばらくして、顧客からそのシステムに合わなかったことについて、「すみませんでした。」と謝罪された。

「とんでもないです。こちらこそすみませんでした。」

恐縮してしまった。

更に、他部署の責任者からも、「伝えてもしないシステムについて文句いって申し訳なかった。」と深謝があった。

「とんでもないです。こちらこそすみませんでした。」

気がついたら、全く同じ言葉で返していた(ボキャブラリーが貧困だ(笑))。

仏教の言葉で貪瞋痴(とん・じん・ち)、というのがある。

三毒といわれるもの。

貪り、怒り、愚痴を言う。

人が苦しむ原因の大きなもの、それが三毒。

二番目の 瞋は、瞋恚 (しんい/しんに)といい、「怒ること」を意味する。

怒りは毒となる。

毒を作らないで済んだ自分はすごい!

そして、深謝していただいた顧客と他部署の責任者はもっとすごい!

自分をほめたくなるアドリブ力7 「お金を使った」

こんにちは、くらです。

お金を使った、なんて当たり前のこと。

でも、あまり最近外に出ないので、以前より、お金を使う機会が減ったのです。

昨日、久しぶりにSUICAのチャージをし、その帰りに久しぶりに本屋によって、1冊本を買い、そのあとパン屋さんでフカフカのメロンパンを買った。

久しぶりに店員さんにお金を払った気がする。

といっても前回買い物したのは1週間も経ってないのだが。

お金を使うというのは、経済の循環に貢献していること。

大した金額ではなくても、久しぶりにお金を使ったおかげで、自分も経済の循環に貢献できているのだ、という実感が湧いた。

企業では億単位のお金が動いている。

でも、実感はないのではないか。

お金を払って、引き換えに商品をいただく。

感謝してしまった。

お金も商品もすごい。

こんなことを考えついた人はすごい。

それに感謝できる自分、すごい!

もちろん、お金も商品も、もっとすごい!

自分をほめたくなるアドリブ力6「季節の変わり目に感謝」

こんにちは、くらです。

本日、所用で午前中家を出て歩いた。

仕事のときはまだまだ寒いが、日が昇ってからは、風は冷たいのだが、春の香りがした。

真冬の刺すような冷たさはなかった。

地域によっては、まだまだ大雪の影響が残っている。

でも、確実に、日本は春へ向かっていると感じた。

この移り変わりに、なんだかとても嬉しくなった。

今年も冬から春へ変わることに感謝したくなる。

感謝したくなった自分をほめよう。

自分凄い!

季節はもっとすごい!

日本は本当にすごい!

自分をほめたくなるアドリブ力5「富士山見つけた」

こんにちは、くらです。

朝の電車から、ときどき見える富士山。

夏の間はほとんど霞や雲で見えないのですが、冬の晴れた日は、空気が透き通っていて、よく見えます。

今日は、晴れてはいたのですが、少々霞がかった空でした。

いつも富士山が見えるポイントがあり、そこを通過するとき、必死で目をこらしました。

すると、霞の中に、ぼんやりと雪の富士山が見えたのでした。

ただ見えただけですが、こんなことで感動できた自分がいたのでした。

自分すごい!

もちろん、富士山が一番すごい!

自分をほめたくなるアドリブ力4「自分の間違いに気づいてお客様を追いかけた」

こんにちは、くらです。

本当は誉めてはいけないことかもしれませんが、お客様にお渡ししたものに間違いがあり、すぐ追いかけてお渡ししたのです。

もともと、最初にお渡しするのを忘れた自分が全て悪いのですが、それは十分反省するとして、気づいてすぐに追いかけたのでした。

お客様は駐車場から出ようとしていたところでした。

私が走ってくるのに気づいて、車を止め、何事かと窓を開けてくれました。

「すみません、お渡しするのを忘れていました。申し訳ありませんでした。」

全て私が悪いので、本当に申し訳なく思いました。

「そうですか。わざわざありがとうございました。」

お客様は、笑いながら、ありがとう、とまで言ってくれたのでした。

こういう瞬間があるから、この仕事をやっていてよかったと思えるのです。

自分すごい!

でも、お客様はもっとすごい!

自分をほめたくなるアドリブ力3「週1曲作曲」

こんにちは、くらです。

昨年より、Stand fmというのを始めました。(良かったら聞いてみて下さい。)

タイトルは「今日のちょっといいお話と音楽と」というもの。

そこで、ちょっといい音楽ではなるべくオリジナルで行きたい、と思い、週に1曲作ることにしました。

どうしてもできないときは、有名な人の曲をアレンジしております。

それはそれで、結構大変なのですが。

おかげさまで、50曲近くになりました。

継続は力なり!

自分、すごい!

自分をほめたくなるアドリブ力2「めちゃ痛かった肩の痛みを自力で直した」

こんにちは、くらです。

65歳にして、初めて50肩(だと自分では思っていますが)というのを経験しました。

こんなのは初めて。

とにかく、ずっと痛いのです。

私の場合、腕は上がるのですが、肘を曲げてあげようとすると、肩の高さから上へ上がらない。

痛くて死にそうになったのです。

夜、布団に入っても、ちょっと動くだけで痛い。

これはやっぱりお医者さんに見てもらわないとダメかと思った。

関節の問題なら、きっと貼付剤しかないだろうと、嫁さんがロキソニンの貼付剤を買ってきてくれた。

少し楽になった。

でも痛みは消えない。

ずっとこんな調子なのだろうか。

いつからこうなったか考えてみた。

最近新しい仕事に就いた。

それまでのデスクワークから、ほぼ一日立ちっぱなしの仕事なので、お腹も出っ張って見えるのが嫌だった。

まず姿勢をよくしよう、と、気づいたときになるべく胸を張り、首を持ち上げるようにした。

その頃から腕が痛くなったような気がした。

姿勢のせいかどうかはわからない。

でも、今まで姿勢が悪く、使ってなかった筋肉に負担がかかり始めたのではないかと考えた。

それまでも、ほんの少しではあるが、自分なりに筋肉を鍛えなければと、毎日お風呂に入る前に、腕立て伏せ30回、およそ7,8年くらいは続けていた。

それも原因かもしれない。やり方が悪かったので、徐々に体に負担がかかったかも。

で、腕立てはやめた。

でも、なにか体にいいこと、少しくらいは鍛えなきゃ、と、湯舟に入って、腕を伸ばし、お湯の中で、手を閉じて開いて、をすることにした。

昔、握力を鍛えるときにやってたやつだ。

最初は100回でしんどくなった。

次の日は、300回、次500回、と増えて、今は1000回になった。

すると、思いもよらなかったことが起きた。

腕を曲げても、肩から上の高さに腕が上がるようになったのだ。

すばらしい!

このやり方がいいのかどうかは分からない。

他の人に適応できるのかも分からない。

でも、自分でやってみたことで、とりあえず、夜はほぼゆっくり眠れるようになった。

自分すごい!

ではまた。

自信も才能もなく毎日の仕事がつまらなくて仕方がなかった自分が、仕事が楽しくてしかたない自分に180度変わった理由  (その14 アドリブ力の実践5)

こんにちは、くらです。

このブログは、自信も才能もなく毎日の仕事がつまらなくて仕方がない、と思っている方に、先へ進むための何らかの参考になれば、と思って描いております。

自分が好きなもの、好きなこと、没頭したものがある人は、その好きなもの・没頭したものが、いつかは自分を助けてくれる。

過去の自分の経験で、かなり強く思います。

前回までは、昔好きだった釣りのお話をさせていただきました。

今回は、これも好きで続けているギターの話をしていきたいと思います。

私がギターを弾き始めたのは、中学校へ入ってからでした。

きっかけは、当時大流行していたフォーク・クルセイダースの「帰ってきたヨッパライ」、ではなく、「悲しくてやりきれない」という曲を聞いて、イントロのギターのアルペジオ(コードを1音ずつ響きを残して弾く)の美しさに心を奪われたからでした。

「ギターを弾いてみたい」と父に相談すると、Fujiというメーカーの¥7,000のギターを買ってくれました。

同時に、「悲しくてやりきれない」の楽譜も手に入れたのですが、初めてギターを弾く人間には過酷な曲でした。

曲の一番最初のコード。楽譜のコードダイヤグラムには、B♭のコードの押さえ方が示してありました。

ギターを弾く人なら分かっていただけると思いますが、多くの人が挫折するFコードより、更に難しい(指で押さえるのが難しい)コードなのでした。

すぐにやめようと思いました(笑)。

ギターを初めて弾く。コードがB♭。右手はアルペジオ。

何もできない(笑)。

そんな私の姿を見て、父は「ギター弾きたいなら基礎が大事だ。習いにいけ。」と言ってくれたのでした。

父は昔、生まれ故郷の愛知県で高校の教員の経験があり、そのときにギターも自ら弾いたことがあり、楽器の基礎の大事さを知っていたので、私に言ったのでした。

ということで、クラシックギターを習いにいくことになりました。

当時世田谷にあった(今もあるみたいですが)「坂本ミュージックスクール」というところにギターを教えてくれる先生がいる、ということを母が聞いて来たので、行ってみることにしました。

ギターの先生は、小柄で華奢な男性で、髪が長く、芸術家の雰囲気を醸し出していました。

とても優しく話しかけてくれ、初心者でも安心して習うことができることを理解できたので、この先生に教えてもらうことにしました。

中学一年生から高校二年生までの五年間、この先生にお世話になりました。

楽器を習うのは初めてでした。

その五年間で認識しました。

それは、楽器を習うのは、先生も生徒も大変だ、ということ。

私は、とてもできの悪い生徒でしたので、同じ曲を、5回も6回もやりました。

なぜなら、練習しないで先生のところへ行っていたからです。

学校の部活や友だちとの日々の遊びで、ギターの練習は、つい後回しになり、全く練習してないで先生のところへ行っていたのでした。

今から考えると、よく怒らないで根気よく教えてくれた、と思います。

私が先生の立場だったら、とっくに、「やる気ないならもう来なくていいよ」と言ってしまいそうです。

(つづく)

自信も才能もなく毎日の仕事がつまらなくて仕方がなかった自分が、仕事が楽しくてしかたない自分に180度変わった理由 (その12:アドリブ力の実践3)

こんにちは、くらです。

前回は、以前得意(?)だった釣りの話をしてしまいました。

自分のそのときの得意分野を活用する、という話をしたかったのですが、伝わったでしょうか。

人はそれぞれ自分の世界を持っていると思います。

その中で、人よりは少しでも得意、もしくは好きな世界があると思います。

それを足掛かりにして、人生も、仕事も楽しくできると感じます。

前回は、私の好きな釣りそのものを活用した例でした。

釣りとアドリブが関係しているのかどうか。

これは、とても関係が強いと思っています。

アドリブは、即興。音楽では即興演奏。

目の前の事象に対して、咄嗟に判断して対応すること。

アドリブ力とは、咄嗟に対応して、自分も周りも前に進むようにもっていく力、と定義します。

釣りは、海だったら、ねらう魚の習性に合った仕掛、餌、そして、釣り方が必要です。

釣り方は、その日の潮の動きや天候に左右され、餌をどこにどう流すかを瞬時に判断しなければなりません。

何度か流して当たりが無ければ、餌を変えたりタナ(餌を流す深さ)を変えたり場所を変えたりします。

音楽のアドリブも、流れてくる伴奏、コード、リズム、などに合わせて、弾く音や弾き方をその場で判断し、即座に演奏に移します。

頭で考えている時間はほとんどないので、瞬時に身体(ギターだったら弾く指)が反応して楽器から音を出すことになります。

しかし、何もないところから新しいものは生まれない。

新しいものは、その世界のバランスの中で存在していくもの。

ジャズだったらジャズの世界を踏まえたうえでそれを越えるもの。

ロックだったら、それまでの枠組み、リズム、楽器、音感、などを踏まえたうえで超えていくもの。

ギターでアドリブをするには、どんな曲で、リズムで、コード進行で、長さで、編成で、などを理解したうえで自分の音を作っていきます。

ジャズを演奏しているのに一人だけロックを演奏してもバランスが整わない。

演奏者としては面白いかもしれないが、聞いている側ではそれはどうなるかわからない。

人に対しても同じことが言えると思います。

こちらは大好きな果物(たとえばメロン)でも、相手にとっては、もしかしたら食べたくない(以前おなかをこわした、とか)理由があるかもしれない。

アドリブ力は、自分もまわりも巻き込んで前へ進む力。

相手に投げかける前に、十分相手を知っておく必要があるのです。

私はブルースでしたら、何とかアドリブっぽいことはできます。

それは、ブルースの12小節の構造、コード、使える音、リズム、などに耳も身体も慣れているからです。

こんな感じです。Blues demo

前半に使える音(マイナーとメジャー・ペンタトニックスケール)を弾いてます。

それを使ったアドリブを最後に弾いてます。

基本的な知識とスキルはアドリブには必要になります。

これは、どんな状況のアドリブにも同じことが言えると思います。

顧客との面談での、聴くアドリブ。

プレゼンでの説明のアドリブ。

数人での会話でのアドリブ。

会議での質問のアドリブ。

これらは全て、その状況における知識・スキルをふんだんに活用するうえで発揮されるアドリブです。

そして、アドリブを発揮するのに必要な要素として、傾聴と捉われない心が必要なのです。

これを私は、傾聴力、自捨力と名付けています。

つづく