こんにちは、くらです。
「傾聴力」とは、
「聴くことを意識し、
自己理解を深め、
相手に共感することを強めていくことによって、
仕事や日常の人間関係を、
より円滑にしていく力」、
とここでは定義します。
自分の心を聴く、
というのはどういうことか、
もう一度考えてみたいと思います。
簡単にいってみれば、
今の自分の気持ちに気づく、
ということです。
嬉しいときには、
あ、今自分は喜んでいる、
悲しいときには、
あ、今自分は悲しいんだ、
怒っているときには、
あ、今自分は怒っている、
嫌な気分のときには、
あ、今自分はなんだか嫌な気分なんだ、
という具合に、
自分の今の状態を、
具体的な言葉で表現してみるのです。
これを続けていくと、
自分のこころの癖、
というのが見えてきます。
自分が、
どんなときに喜んで、
どんなときに悲しんで、
どんなときに怒って、
どんなときに嫌な気分になるか、
というのが自分で認識できるようになります。
そうなると、
自分の感情を客観的に捉えることができて、
だんだんコントロールができるようになります。
とはいっても、
コントロールできるようになるには、
それなりの訓練が必要になります。
私も未だに訓練中ですが、
最近はだいぶ上達したと思ってます。
最初は、
感情の動きを意識することから始めるといいと思います。
喜んでる、
悲しんでる、
怒っている、
恐れている、
という動きを、
自分の中に感じて、
それを意識することができるようになったら、
自分を聴くことができるようになる、
一歩を踏み出すことになるでしょう。
でも、
なぜ「自分を聴く」ことが必要なのか。
なぜ、
自分を客観的に捉えて、
コントロールすることが必要なのか。
一言でいうと、
幸せな人生を送るため、
なのです。
もちろん、
自分を聴くことができれば、
すぐに幸せになれるかどうか、
となると、
これはなかなか難しいのですが、
幸せな人生を送るための、
とても大事な方法の一つ、
と考えていただければいいと思います。
なぜなら、
自分を聴く、
ということは、
自分の心の動きを知ろうと意識していること。
それはつまり、
冷静に、
客観的に、
自分の今を捉えるよう、
自分の意識が働いている、
ということです。
この冷静さ、
客観的な意識があれば、
自分を受け入れることができ、
初めて色々な相手の心に、
共感できるための準備ができる、
ということなのです。
自分を聴くことができることで、
自分を受け入れ、
相手を受け入れ、
環境を受け入れ、
人生を受け入れ、
運命を受け入れることができる、
と思っています。
そして、
自分を聴くということが、
自分自身の幸せを獲得するための、
とても重要な一歩だと思います。