「自分を聴く」カテゴリーアーカイブ

ちょっと内気な営業マンの傾聴力-「自分を聴くーMBTI(その2)」

こんにちは、くらです。

自分を聴く「MBTI(2)自己理解とは」

自己理解という言葉には、
様々な定義が存在すると思います。

MBTIでは、
自己理解を次のように考えます。

自分には、
本来の素顔の自分と、
社会に適用するため身に着けたスキルとして自分がいます。

後者は、
いわゆ役割性格、
ペルソナにあたります。

ペルソナも自分のことですが、
ペルソナの語源は「仮面」であることからも、
それはあくまでも、
社会に適用するために身に着けた自分であり、
その仮面をかぶっている、
本来の自分というものを、
それぞれの人がもっているのです。

MBTIは、
ペルソナを見るのではなく、
仮面をかぶっていない自分のほうに焦点をあて、
自己理解を深めていきます。

自分の心は、
自覚している部分と、
そうでない部分に分かれます。

自覚している部分が、
「意識」の部分で、
それ以外が、
「無意識」の部分となります。

MBTIを用いた自己理解は、
意識の部分を増やすプロセスと考えます。

つまり、
心の意識化を促進させることが、
自己理解を深めると考えます。

ただし、
無意識は広義にわたるため、
MBTIはどこに焦点を当てて意識化をはかるかというと、
心の習慣、パターンに焦点をあてることになります。

我々は、
自分たちの習慣が、
一番自分に合っている、
と感じる傾向があります。

だからといって、
常にそうするとは限らないし、
それによって、
行動や反応が規定されたり、
予測できたりするとは限らないことを、
自分でも分かっています。

ただ、
自分ではあまりにも当たり前で、
自然なことであることから、
自分では気づかないことが、
多々あることも事実です。

そして、
その気づかないことが原因で、
他者とのコミュニケーションが、
自分ではわけがわからず、
ぎくしゃくしてしまうこともあります。

MBTIは、
その気づかない部分を、
自分に気づかせてくれる、
一つの心強い味方だと、
理解して活用していけば、
自分にとって、
安心な人間関係が築けていける、
とても有効な手段の一つです。

ちょっと内気な営業マンの傾聴力-「自分を聴くーMBTI(その1)」

こんにちは、くらです。

これまで、
「相手を聴く」ということについて、
色々お話してきました。

今度は、
「自分を聴く」ということについて、
新たに考えていきたいと思います。

性格、タイプ、というと、
どうしても型にはめた、
決め付けた捉え方をしてしまいがちですが、
そうではなく、
自分の思考、感情の癖を知ることで、
より円滑なコミュニケーションをとっていくことを、
特に内気な営業としては意識することが大切です。

性格、タイプというカテゴリーでは、
ユングの「タイプ論」、
そこから発展してきた「MBTI」があります。

また、
「ソーシャル・スタイル」としても知られている、
「4つのスタイル」というものがあります。

まず、
この2つについて、
一緒に考えていきたいと思います。

自分を聴く「MBTI(1)」
MBTIとは

MBTIとは、
Myers-Briggs Type Indicatorの略で、
スイスの心理学者ユング(C.G.Jung)が提唱した、
心理学的類型論(タイプ論)がベースになってます。

米国人親子、キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズが、
約20年を費やして開発した性格検査です。

人の多様性や自分自身の理解をするためのメソッドとして、
現在、世界で最も用いられている検査です。

この検査は、
50年以上にわたる歴史があり、
現在、30言語に翻訳され、
50カ国で利用されてます。

特に、自己理解、他者理解、
キャリアカウンセリング、など、
さまざまな場面で利用されています。

日本へは、
日本人の文化や心性をふまえ、
10年以上の研究開発を経て、
2000年9月から導入されています。

MBTIは、
性格の
良し悪しや能力・スキルの有無をみるものではありません。

MBTIに回答した本人が、
自分のMBTIの結果を参考にして、
有資格者(MBTI認定ユーザー)の支援のもと、
自分で自分の理解を深めながら、
検証していく過程を重視するメソッドです。

他社と比較した自分ではなく、
その人固有の性格に焦点をあてて、
自己理解を深める支援ツールです。

ちなみに、
私も昨年(2014年)、
MBTI認定ユーザーの資格を得ております。

このMBTIで、
どうやって自己理解を深めていくか、
一緒に考えて行きたいと思います。