こんにちは、くらです。
自分の何に関心を持つか、
どうしたらもっと自分に親身になれるか。
簡単に言ってしまうと、
どうしたらもっと自分を好きになれるか、
ということもできるかもしれません。
ただ、
内気で、
自分に自信のない人は、
どちらかというと、
自分をなかなか好きになれない、
好き嫌いでいうと、
自分が嫌い、
という人が結構多いのではないでしょうか。
自分を好きになるためには、
なんでもこなせて、
かっこよく、
仕事もプライベートも順調で、
壁に当たってもすぐに解決する、
周りのあこがれの人、
そんな人にならなければ、
自分を好きだなんて言えない。
内気で自信のない人は、
こんな風に思っているから、
今の自分を受け入れられない、
つまり、
好きにはなれないのだ、
といっては言いすぎでしょうか。
実は、
私自身がそうでした。
(今でも多少そうですが(笑))
なりたい自分を描くというのは、
それはとても大事なことだと思います。
いつかああなりたい、
こうなりたい、
というイメージは、
とても大切だと思います。
しかし、
これができる自分になりたい、
ということと、
人にこう思われる自分になりたい、
というのは、
ちょっと違います。
これは、
「Be」と「Have]の違いとも言えます。
自分がこうなりたい(Be)ということは、
自分はこれを得たい(Have)とは違います。
Beは、
人は関係なく、
自分がなりたい姿です。
Haveは、
人から得る、
例えば、
賞賛、権威、資格、など、
人に依存したことになります。
Beを中心にしている人は、
いってみれば自分の道を歩く人、
といえるかもしれません。
ということは、
Haveを中心にしている人は、
人の決めた道を歩く人、
ということになるでしょう。
私は、
どちらかというと、
Haveを中心に生きてきた人間です。
それが自覚できたのは、
色々な人の話を、
一所懸命聴く、
つまり、
傾聴するようになってからです。
人は、
一人ひとり皆違っています。
その違う人間が集まって、
社会を構成している、
そのことに、
気づいてから、
私は自分を受け入れられるようになりました。
人は違っていて、
そのままでいい。
それに気づかせてくれたのは、
人を聴くことで、
自分の心を聴けるようになったからでした。
どういうことかというと、
例えば、
人生で成功した人の話を聞いているとき、
以前は、
すごいなあ、
と思いながらも、
心のどこかで、
だめな自分と比較していて、
しかも、
それを自分では、
しっかりと認知できていない、
ということがよくありました。
あの人と比べてどうして自分はだめなんだろう、
どうして自分はこんなちっぽけなんだろう、
どうして自分はできないんだろう、
どうして・・・・・
という感じで、
ネガティブな思考の循環にはまっていたのです。
それに気づくようになったのは、
カウンセリングの勉強をして、
しっかりと相手の気持ちに寄り添うように、
傾聴することを学んでからでした。
相手の話に集中し、
相手の心に寄り添うということが、
どれだけ難しいことなのか、
なんどもなんども練習して、
初めて自覚できたのです。
そして、
未熟ながらも、
少しずつ、
相手の気持ちに寄り添うことが、
自分なりに分かってきたとき、
自分が今、
どういう気持ちで、
相手の話を聞いているのか、
客観的に認知できるようになったのです。
相手の話を聞きながら、
湧き上がってくる、
心の中の、
だめな自分というネガティブコール、
みたいなものが、
自分なりに認知できるようになってきました。
ああ、
今時分は、
自分のことと相手を比較している、
自分は自分をだめと思っている、
という認知ができるようになると、
気持ちがだんだん安らいでいったのです。
傾聴の大事な部分は、
自分の心を聴く、
ということだと、
自分なりに認識できたとき、
少しずつ、
心が安らいでいくのではないでしょうか。
自分に関心を持つ(3)
・・・・・「自分の心を聴く」