こんにちは、くらです。
内気とは、
「気が弱く、人前では、はきはきしない性格。また、そのさま。」コトバンク
内向的とは、
「心のはたらきが自分の内部に向かうこと。」goo辞書
「内向を指向する人は、
内に生じる思索や内なる体験などの内の世界(内界)により関心を持ちます。
内の世界で起きていることにエネルギーや関心を向け、
内に生じる思いや気持ち、
内省などからエネルギーを得、
動機付けられます」
MBTIタイプ入門(JPP)(ユングのタイプ論をもとにした性格理論)
つまり、
「内気」と「内向的」はイコールではないのです。
更にいえば、
社交的で内向的な人もいるし、
内気で外交的な人も存在する、
ということなのです。
内向的でも物事をはっきり言う、
人との付き合いが広い、
というような人もいると思います。
内気で内向的というと、
自分自身で色々考えているのですが、
それを外に出すのが苦手で、
特に大勢の議論の場はほとんど発言しない。
何も考えていないわけではなく、
色々な人の意見を聞いていると、
一つ一つの意見に対して、
最もだと納得して聞いてしまう。
人の話をそれなりに受け入れてしまい、
自分の考えを後回しにしてしまうので、
考えを意見として出すまでに、
どうしても時間がかかってしまう。
私自身、
会議の場でなかなか意見が出せないことが、
年齢を重ねた今でも結構あります。
でも、
それは決して悪いことでもなんでもないのです。
グローバルな会議の場では、
確かにもの言わない人(特に日本人はそう思われがちですが)は、
何を考えているかわからない、
自分の意見を持っていないのではないか、
と思われているようです。
でもそれは、
他の人より、
少々慎重で、
色々な思考が頭を巡り、
まとまるまで時間がかかるので、
なかなか外へ出せなくなる、
ということなのですが、
内気で内向的な人以外の人には、
理解し難いことなのかもしれません。
会議や議論の場で、
なにか言わなくては、
というとき、
ではどう対処すればいいのでしょうか。
色々な思考が、
頭の中で錯綜しているとき、
どんな小さな疑問でもいいので、
それについて問いかけてみる、
というのも一つの方法だと思います。
「すみません。
○○については理解したのですが、
××についてはどうなのでしょうか。」
「理解が不十分で申し訳ないのですが、
△についてはどうなのでしょう。」
と質問してみる。
できればその後に続けて、
「私はそれに関してはこう理解しているのですが、
いかがでしょうか。」
というような、
質問から始めると、
自分の意見も言いやすくなるような気がします。
まず、
意見や議論の場で、
内気で内向的であっても、
他のタイプの人と、
対等に話ができる方法があると思います。
自分の特性は、
いい悪いではなく、
価値あるものとして、
まず自分自身が受け入れ、
あるがままの自分を、
大切にすることが、
どんなタイプの人間にとっても、
必要なことだと思います。