こんにちは、くらです。
仕事で、聞いていないシステム、段取りで仕事をしなかったとき、他の責任者からクレームがついた。
「それはやってはだめでしょ。」
なるほど。
聞いてみれば、確かにそれはそうだ。
聞いていれば初めからそうはしなかった。
と言っても、終わったことはしかたない。
そんな状況になることは、そうはないのだから。
相手の言い方には少々カチンとくる面もあったが、自分が相手なら同じことを言ったかもしれない。
そう思うと、少しも腹が立たなかった。
いいかっこするわけではないが、勉強になったと正直思う。
なぜなら、困るのは顧客だからだ。
自分が顧客に迷惑をかけるのは、仕事をしていないより、もっと悪い。
顧客には深謝し、他部署の責任者にも今後気をつけることを言って謝った。
すると、しばらくして、顧客からそのシステムに合わなかったことについて、「すみませんでした。」と謝罪された。
「とんでもないです。こちらこそすみませんでした。」
恐縮してしまった。
更に、他部署の責任者からも、「伝えてもしないシステムについて文句いって申し訳なかった。」と深謝があった。
「とんでもないです。こちらこそすみませんでした。」
気がついたら、全く同じ言葉で返していた(ボキャブラリーが貧困だ(笑))。
仏教の言葉で貪瞋痴(とん・じん・ち)、というのがある。
三毒といわれるもの。
貪り、怒り、愚痴を言う。
人が苦しむ原因の大きなもの、それが三毒。
二番目の 瞋は、瞋恚 (しんい/しんに)といい、「怒ること」を意味する。
怒りは毒となる。
毒を作らないで済んだ自分はすごい!
そして、深謝していただいた顧客と他部署の責任者はもっとすごい!