こんにちは、くらです。
「自捨力」とは、
「自分の捉われに気づき、
それを否定することなく受け止め、
その上で、
自分の可能性を、
たとえ根拠がなくても信じる力」
のことです。
営業マンに限らず、
仕事をする上で、
いつまでにあれをやらねば、
あの顧客にこれを説明せねば、
など、
「・・・ねば」
ということは多々あると思います。
また、
仕事だけではなく、
普通に生活する上でも、
我々は、
こう生きねばならない、
こういう態度を取らねばならない、
こういう風にせねばならない、
などと、
いつの間にか、
様々な「・・・ねばならない」を、
たくさん身に着けて生きています。
もちろん、
これは生きるため、
仕事をするために、
必要なことがほとんどだと思います。
社会的に生きるためには、
社会のルールに従うことは、
当然の義務です。
ただし、
当然だと思って、
実は、
自分で勝手に義務付けしたり、
必要だと思い込んでいるていることも、
結構多いのではないでしょうか。
営業マンで例えると、
営業マンは積極的にがんがん顧客を訪問しなければならない、
営業マンは社交的でなければならない、
営業マンは会話上手でなければならない、
などなど。
もちろん、
これらのことは、
できればそれに越したことはないかもしれませんが、
反対に、
これらの能力があれば営業がうまくいく、
とは私には思えないのです。
その理由は、
これらの行動の全てに、
「・・・ねばならない」があるからです。
確かに新人の頃は、
営業の仕事とはどんなものか、
慣れる意味では、
できるだけ多くの顧客に会い、
できるだけたくさん話し、
相手に自分を覚えてもらう、
ということがある程度は必要かもしれません。
でも、
それはごく最初の頃の話。
ある程度訪問回数が増えてくれば、
なんとか顔は覚えてもらえます。
問題は、
相手に顔を覚えてもらってから。
顔と名前が一致するくらい訪問を開始しても、
積極性だけで、
まだ最初と同じ行動を繰り返していると、
相手も、
こちらが何のために来ているのか、
嫌になってきます。
「用もないのにそんなに来るな」
「またその話か」
「現状で問題ないからもういいよ」
こんな気持ちが相手に芽生えてきます。
こんな時期に必要なのは、
「・・・ねばならない」という気持ちを捨て、
「なんのために」自分はこんな行動をとっているのか、
それをはっきりさせることが必要です。
積極的、を捨てる(その2)
・・・・・「・・・ねば」を捨てる